西日本新聞経済電子版(q-Biz)に掲載頂きました。
”古民家と学生寮、両方ともありふれた存在だ。それを組み合わせることで、これだけの新しい価値が芽を出している。イノベーションって、こういうことなのだろう。”
今回、西日本新聞の福間さんに取材頂きました。現地まで家族を連れて足を運んでくださり、ありがとうございました。
記事に記載されているよう、これからも新しい価値を本寮で寮生と共に生み出していきます。どうぞ宜しくお願いいたします。
掲載記事はコチラから
【残室わずか】「糸」秋から男子1名「馬場」男子2名。九大伊都キャンから自転車圏内、学生寮「熱風寮 」シリーズの公式サイトです。お気軽にお問い合わせくださいませ(090-7982-8930 大堂)。
私たちの地域でも少子高齢化現象は確実に進行しています。空き家や高齢者だけの世帯も目立つようになり、これ以上進むと地域行事にも支障が出てくるのではないかと心配しているところです。
そのような中、古民家を活用し、地域貢献と学生の育成をコンセプトに「地域にひらかれた学生寮」が運営されるということで、私たちも学生たちと日常生活を通じて交流することで、地域コミュニティーの維持に結びつくのではないかと大いに期待しているところです。
今回、大堂さんが糸島で学生と地域とが繋がるカタチで学生寮をはじめられるということが我が身のことのように嬉しい。
大堂さんとの出会いは3年前、夫が経営する今泉のおでんや満月堂だった。 私自身、4人の子育ての経験もあり、生きているということはコミュニケーションそのもの!そんな話もよくする。 その時、どう対応し、自分を進めていくか、楽しめるか、そこにちゃんと愛があるか。
糸島は自然も人も豊かさに溢れている。学生である心柔らかで吸収の良い年頃に、関わりの宝庫となるこの学生寮で他では得られない沢山の刺激を思い存分受け、人生の栄養とし、心も頭も体もいっぱい豊かになってもらいたいと切に思う。
この学生寮はそういう場だと確信している。
明治4年以来146年。時代と共に歩んできた我が家 。
諸事情により居住できなくなりましたが、これまで地域の方に支えられ、助けて頂き感謝の思いでいっぱいです。
この度九州大学のOBの方から「地域にひらかれた学生寮」として借り入れの申し込みがあり、受けることといたしました 。
九大生が寮で生活するだけでなく市や区の賛同も得て、地域の子どもの育成や地域行事に参加されそれらを通じて成長し、有意義な学生生活を送られる事を願っております。
そしてお互いに約束を守り、より良き関係を保持しながら地域住民に愛されるスポットとして発展することをお祈りいたします。
今は「どう生きるか」を自分で決めることができる時代です。
一方で、どう生きるかを自分で決めることができない人にとっては、とても苦しい時代になります。生き方の決め方など誰も教えてくれませんし、そもそも決まった方法などありません。
ただ、私自身の経験でもそうですが、年齢や所属に関係なく様々な生き方をしている人に会い、対話を通して学び続けることが最も重要な要素であることは間違えがなさそうです。
古民家学生寮(仮称)には志を持って生きている人が集まります。地域・社会とのつながりがあります。大堂良太と本寮に関わるメンバーを信じて、自分の人生を歩む第一歩を踏み出してください。
「共に生きる」 古民家学生寮はこの言葉を体現している場所です。 友と共に生きる、古民家ならではの洗練された雰囲気のなかで、仲間と互いに切磋琢磨しあう時間はここでしか手入れられません。
開かれた共有スペース、緑豊かな庭や畑などの古民家学生寮ならではの場所は、仲間と過ごす日々に刺激を加えてくれます。
地域と共に生きる、寮運営者の大堂さんのサポートにより地域交流が盛んに行われます。地域の方との交流イベントや社会人の方との座談会などにより、学生だけではとどまらない幅広いコミュニティーを形成することができます。
大学生活は4年しかありません。この古民家学生寮で、この4年間を最大限に活用し、最高に楽しみましょう。
この学生寮となる物件に入ってまず思ったのが、”ここで住んでみたい!”ということでした。
私は糸島空き家プロジェクトという学生サークルで糸島にある古民家を学生自身の手でシェアハウスやカフェなどに改修する活動を行っていますが、今までの物件の中でもこの建物には古民家という言葉のイメージを遥かに超えた魅力があります。歴史を感じる大きな梁、気持ち良い風が流れる縁側など、ここには家に早く帰りたいと思える魅力がたくさん詰まっています。
この学生寮が住み継がれることで、古民家のもつ魅力を次の世代に繋げていってほしいと思います!
かつてのキャリアと言えば、学歴や最初に入社した会社である程度の「道」ができていました。今はそんな経路依存的な道筋は自らの意思で簡単に「破壊」し、「創造」できるようになりました。
当学生寮の運営管理人の大堂さんがよい例です。大手商社10年⇒NPO⇒地方移住で寮ビジネスと一見イミフな脈略ですが、そんなブチ切れなキャリアでも、背景に筋が通っていれば、応援してくれる人と必要な資金はサクッと集められる時代です。
かくゆう私も今、 “通りすがりのフリーランス”をやっていますが、これまでサラリーマン、NPO、国家公務員とあべこべだけど楽しい道を歩んできました。
学生の皆さんも当寮を「起点」に、これから始まるであろう“あべこべ”な人生を大いに楽しもうではありませんか!
この学生寮があるのは糸島。私は日本全国の中から糸島を移住先に選びました。
美しい自然がある、山の幸&海の幸に恵まれている、都心に近いなどいろいろな利点がありますが、2年経って感じる一番の魅力は「人」だと感じています。親切な人、魅力的な人がこれでもか!というほど溢れていて、日々の生活がぐっと豊かになりました。
人の間とかいて人間ですが、まさに学生寮での生活の充実度が幸福を左右するのではないかと感じます。自分も経験しており、寮暮らしは人との関係がより濃密になりますし、なにより楽しいです!糸島で、そして日本の宝とも言えるような素敵な古民家で送る寮生活は、人生において、想像以上の財産になるものと確信しています。
羨ましいことこの上ないです。寮生のみなさん、精一杯楽しんでください!
小崎文恵(教育系NPO法人 NEWVERY 理事長/教育寮事業部 ディレクター)
他者との交流が増える寮生活の良い所は、日常に転がっているグレーな問題に白黒つける判断を求められることにあります。問題の方から勝手にやってくるので、それから逃げずに向き合ったり、柔軟に対応したりを日常的に行うことになります。このアドベンチャー感を楽しめれば、仲間と一緒に暮らすことで得られる恩恵はさらに高まるでしょう。
今は、時代の変化が目まぐるしく、手に入れた知識は瞬時に劣化する時代です。価値観同士がぶつかり合う仕組みが備わった学生寮は、時代が変わっても衰弱しない個性や多様性を育む場になると考えています。
他者や地域との距離が近い学生寮を目指している本寮は、暮らすだけの場所ではありません。日常生活における判断の繰り返しや、寮の中に自然と埋め込まれているプログラムから得られる知識・知恵の往来は、ここで暮らす学生の内面に作用し、寮生それぞれの個性に合った成長に寄与するでしょう。
「寮」という字の原義は、庭の燎火(かがりび)を以て守る神聖な建物をさし、その職制にあるものを「僚」(cf.同僚)というのだそうです。
世界が流動、混迷の度を深めるなかで、ぼくたちは今、新たな燎火を灯し、世界のありようを照らし直していくことを求められているように思います。そんな中、複数の若者が集い、生活を共にする「寮」という空間は、何かの始まりを告げる、大切でかけがえのない場所になると思います。
それは、堅固な同一性(アイデンティティ)神話で縁取られた「自分」でもなく、また等質で閉じた領域となりがちな「共同体」でもない、新たな being とdoing に開かれた第三の場所ではないでしょうか。
「地域にひらかれた学生寮」が、学生はもちろんのこと、地元のじっちゃん、ばっちゃん、おじさん、おばさん、子どもたちの声が響き、複数のアイデンティティや、複数のココロザシ、複数の生き方が交差交響する「燎火の庭」となることを願ってやみません。
桜井という地での、新しい伝統の始まりにエールを送ります。