【九大生 寮生インタビュー①】「環境を変えれば、人は変われる」新しい寮の可能性

こんにちは、大堂さんが寮の他に運営しているシェアオフィス「糸島よかとこラボ」ライターの山部です。普段、熱風寮の部活動に参加したり、過去には無人島ツアーに参加させてもらっているのですが、今回は大堂さんからの依頼で熱風寮生のインタビューをさせていただくことになりました^^

インタビューを受けてくれたのは、1年ちょっと前に熱風寮に入った3年生の川岸くんと西くん。インタビュー場所は、西くんが住んでいる熱風寮「前原西」。2人が熱風寮に入るまでどんな学生生活を送っていたのか?入って驚いたことは?寮で価値観は変わった?などなど、ざっくばらんに聞かせてもらいました。

熱風寮 前原西でインタビューを受け、語り合う二人

川岸:九州大学工学部3年生。福井出身。2021年2月に熱風寮「師吉」に入寮。「師吉」で地域の子どもたちの可能性を伸ばす「寺子屋もろきち」を企画・運営。

西:九州大学法学部3年生。長崎出身。2021年3月に社会人混合型起業家シェアハウス・熱風寮「前原西」に入寮。九大生の憩いの場「mulberry coffee」店長。

「実家帰っていいですか?」辛かったコロナ期の一人暮らし

――2人とも1年生のときは違うところに住んでて、2年生になるぐらいの時期に熱風寮に入ったんだよね。1年生のときはどこに住んでた? 

西:僕は九大の近くの九大新町っていうところで、一年間一人暮らししてました。九大の合格発表が終わったときに、不動産屋さんに合格前予約のビラをもらって、情弱だったから、そこでがっと捕まえられて。 

 ――家を決めた基準は? 

西:九大に近いのは大きかったな。大学は勉強しに行くもんだと最初思ってたので…今も思ってますけど(笑) あとは綺麗な所がいいなと。築2年ぐらいの所でしたね。  

――川岸くんは? 

川岸:僕はドミトリーⅡです(※九大の中にある、九大が管轄する学生寮)。合格前に予約して経済状況とかで選抜されるんですけど、一年生が入りやすいんですよ。僕が選んだ基準は安さで、4万だったかな。安いって親がめっちゃ喜んでた。

――そのときはどんな学生生活だった? 

川岸:僕らのときが一番コロナがひどくて。前期は全部オンライン授業で、後期は対面授業は課題協学っていう科目だけだった。課題協学は、学部もバラバラの知らない学生同士でグループ作られて、テーマを与えられて、それについて探求学習するもので。話し合って発表したり、レポート書いたり。  

――じゃあどの学部もみんなやるの? 

西:そうですそうです。多分九大の事務方の人たちも、僕らの世代が全然みんなと関われてないから、そこだけはちゃんと対面に来られるように設定してくれたんだろうなって思う。 

川岸:僕は前期のときは夏休み1か月前ぐらいから福井(※地元)に帰ってて、夏休み明けて10月ぐらいに戻ってきた。そんときがもう一番暗かった。何も楽しくなかった。楽しいこともあったんだけど、九大生としては楽しくなかった。 

西:そうそう。

川岸:授業も遅れましたし。ドミトリーⅡって九大の中にあるのに、九大で授業何も受けてないし、サークルも入ってないし。それでもうホームシックみたいになって、親に「帰っていいですか? 」って言って帰りました。すごく辛い前期でした。 

――オンラインだから実家でもいけるのか。寮の人たちと遊んだりはしなかったの? 

川岸:寮に歓談室があったんですけど、それも制限が入ってて。コーヒーアワーみたいな時間が伝統的にあったけど、それもオンラインだったから、僕は一回も参加せず。Zoom飲みのコーヒー版みたいな。 

――それすごいな!みんな寮にいるのに、各々パソコンに向かって会話するんだ。 

川岸:今だったら受け入れられるけど、そのときはZoom飲みもしたことないし、大学で誰も知らない中でオンラインで「初めまして」で喋るっていうのは抵抗があった。

――なるほどなあ。西くんはどう?

西:でもそんな感じですよ。僕もオンライン授業だったので、前期の途中で長崎(※地元)に帰ってそっちで生活して、夏学期が始まる6月中旬ぐらいにこっちに戻ってきて。運よくそこでアルバイトを見つけたので、割と人との繋がりもできたんですけど。 

――何のアルバイト?

西:スシローでお皿の数を数えてました(笑) でも、もう前期はあんまり記憶にないですね。毎日同じようなルーティンを繰り返してたので。入学式もないし。 

――さびしいね(泣) 

西:寂しいですねえ。 

 

寮生の楽しそうなツイートを虚無の顔で眺める毎日

――そんななか熱風寮をどうやって知ったの? 

川岸:すさんでやさぐれてつらい時期に、後期になって課題協学が始まるって聞いて福岡に帰ってきたら、 事件が起きたんです。夜12時ぐらいに帰って来て「なんか変な臭いする」と思って自分の部屋の冷蔵庫開けたら、ぶわー!って。中のものが全部腐って、コバエが大量発生してて。 

一同:ひいいい(怖)

川岸:コンビニに走って防虫用品を全部買い占めて、次の日清掃業者さんを呼んでもらって、でも臭い全然とれなくて、「もういやだ、もう辛い」ってなって。で、 九州の人間じゃないから知らなかったんだけど、海がすごい近いことに気付いて、朝日を見たくなって。朝早くにチャリで糸島の海に行って、泣きそうになりながら日の出を見て、「こういう場所に住めたらいいのにな」と思ったんです。それから帰ってきたら、ドミトリーⅡのロビーに熱風寮のチラシが置いてあって。その30分後ぐらいにはもう大堂さんと話していました。メールしたら即電話がかかってきた。

西:そんな速いことある?(笑)

川岸:ドミトリーは1年生が入りやすいんですけど、2年生になると抽選で落とされるから、他も見とこうみたいなのもあったし。大堂さんと電話して、引っ越し手伝ってくれるって言うから、すぐ「引っ越します。この日空いてます」って決めて。 

入寮当初の思い出を語る川岸君

――何が決め手だったの?

川岸:チラシとホームページ。あと糸島に住みたかったから。

西:あのホームページめっちゃいいよね。 

川岸:ただ、チラシはどうかした方がいいと思う。あのチラシは白黒だし全然キャッチーじゃない(笑) ホームページの「糸」(※熱風寮)の写真はノスタルジックですごくよかった。

西:僕はTwitterがきっかけなんです。「泉」(※熱風寮)の寮生が日常をツイートしてて、「今日は寮生で鍋パしました」「タコパしました」「みんなでゲームやってます」とか、もう楽しそうで。楽しそうって思いながら俺は、一人でベッドの上で虚無の顔でスマホをスクロールしてて(笑) まだそのときは2月頭くらいで全然引っ越しとか考えてなかったんですけど、でもなんか心の片隅で、やっぱ一人暮らしさみしいなって。大学もオンライン授業だし、あんまり繋がりないから、それはもったいないな、1年を溶かしちゃったなと思ったときに、引っ越してシェアハウスに住もうと。 

――それで検索してホームページを見つけたんだね。ホームページの第一印象は? 

西:めっちゃよかったよね?

川岸:ちょっと盛りすぎてない?(笑)写真めちゃくちゃ綺麗で、すごい期待して「糸」に見学行ったら寮生がこたつで寝てて、すっごい汚くて、「あれ!?」ってなって(笑) 楽しそうだけど、汚すぎるよと(※住人が変わって今は大分綺麗になったそうです)。そのあと「泉」と今僕が住んでる「師吉」に見学行ったの。「泉」は結構いい感じでごちゃごちゃしてて楽しそうで、でも「師吉」は僕が第一号になると。だからすごい綺麗だし、 自分が第一号なのはやっぱいいなと思ったから。そのときはまだ施工も完全には終わってなかった。 

――最初のメンバーだったんだね。

西:僕は起業家シェアハウスだから、学生だけじゃなくて社会人もいるっていう環境がめっちゃいいなと思って。結構、小さい頃から大人の人と接する機会多くて、そういうのは自分に合ってるなって思ったときに、ここを一本釣りしたんです。 

――2人とも新しい寮に入ってるんだね。大堂さんと会ったときの第一印象は? 

西:あまりにも笑顔が強すぎて、逆に取り繕っているタイプの怪しげな人なんだろうかって思っちゃいました(笑) ここ(※「前原西」)を見せてもらっているときも、「本当に大丈夫か?怪しくないか?」って、結構構えてて。でも、この家は本当にいいなと思いました。全体的に綺麗だし、縁側の感じとか、お風呂の水色のタイルの古い感じとかもよくて。 

――家自体に惹かれたんだ。 

西:僕、「泉」に見学行ったら入らなかったかもしれないですね(笑) 築2年の環境に一年間住んでいるので、綺麗で整ってる方が僕にはまだハードルが低かったから。

 

「卓球部なの?じゃあ寮に卓球台置こうか」

 

川岸:僕の大堂さんの第一印象は、ホームページに九大の理学部卒で丸紅に行ってるって書いてあるのを見て、「えぐいな」と思って。僕はそういうので安心しちゃうタイプだから、もう大丈夫みたいな。それを親にも言った気がして。で、内覧の日に迎えに来てもらって、車でずっと喋ってて、僕は卓球部だっていう話をしたら、「俺も小学生のとき卓球やってたわ。じゃあ『師吉』に卓球台置こうか」って。そこで入ることが決まったんですよ。

――入る前に卓球台置くの決まってたんだ(笑)

川岸:すぐ決まったから「すごいなこの人」と思って、それでグって掴まれた感じ。「全部自由にしていいから、好き勝手していいから」って言われたんですよ。コロナ禍ですごい抑圧されたところから一気に自由になって、そのギャップで結構持っていかれた。 

――世界が開けたみたいな。 

川岸:何でもある理想の子供部屋に入れられた感じ。

――じゃあ、寮に入ってよかったことは? 

川岸:自由なこと。一軒家っていうのがでかい。音とか気にしなくていいし。 

西:確かにみんな「ドミトリーは牢獄」って言ってるね。牢獄から解放されて自由な一軒家を手に入れたということね(笑)

――牢獄!?

川岸:めちゃくちゃ狭いんですよ。ドミトリーっていっても個室にトイレもお風呂もキッチンもあって完結してるんですけど、6畳しかなくて、キッチンにまな板を置くスペースもなくて。

――寮っていうか、学生マンションみたいな感じなんだ。

川岸:たとえば音楽をしたいときに、ドミトリーではヘッドホンして小さい音でベースを弾いてとかだったけど、師吉だったらガッツリ弾けるし。寺子屋を僕がやってるのも、僕と同時期に入った寮生と「なんかやりたいね」って、朝のゴミ出しのときに大堂さんにチラッと言ったら、「やればいいじゃん」って決まって、次の日にはもうビラ配りしてた。そういうの全部ひっくるめて自由な感じで、何でもできる気はします。 

西:僕がここに入ってよかったなと思うことが2つあって、まず1つは、単純に人がいっぱいいること。集まってるメンバーがそれぞれ個性的なのはもちろん、人と人が集まることで、自分の考えていることを発言する機会が増えるし。それはコロナ禍のときと全然比べ物にならないぐらい、いい環境です。当時は一日で誰かと喋るのがコンビニの店員さんとの「袋に入れますか?」「入れません」っていう会話だけだったから(笑)

もう1つは、挑戦できる環境があること。大堂さんっていう超人生の先輩もいるし、ここにある資源は何でも使ってよくて、地域に開かれた寮だからこそ、近所の人にも手助けしてもらえたりとか。自分が手を伸ばそうとすれば、何でも手に入れられそうな子供部屋だなと思いますね。 

――2人ともそこは一致してるんだ。逆にマイナスなことはある? 

川岸:住む人は決められないってことかな。運よく今までいい感じだけど、もしも違う人が入ってきてたら、寺子屋も絶対やってないし。

西:本当に同じで、人との繋がりをさっきいいところで挙げたんですけど、一方でやっぱ、人に影響されるなって思います。住んでいる人たちの考え方、思考方法、価値観にどんどんこう感染というか、汚染されてる(笑) 純粋なマイナスではないけど、負の面もありうる。ただ、住む人を選べないって言ってたけど、最初大堂さんのフィルターがかかっているはずだと思っていて。最初に大堂さんがいいと思った人が入れられるから、そのマイナスな面は実際には出てこない感じがしてるかな。 

川岸:たぶん内覧のときが面接を兼ねてるのかな?まあでも、ホームページ覗くとかメールするとか、それ自体にけっこうハードルがあるから、それがフィルターになってると思う。実際、学科とか部活の友達にも「熱風寮いいよ」って勧めるけど、誰も住もうとしないし(笑) やっぱ寮っていうこと自体がなんかちょっとだけ違うのかな?って。だから、「あれ?」って思う人と出会うことはあんまりないんじゃないかな。 

――2人とも集団生活のストレスとかはあんまり感じないタイプ? 

川岸:僕は感じないです。 

西:僕は感じるタイプだと思います。誰かと長期間こうやって住むのも初めてだし、部活もそんなにゴリゴリ合宿やるような部活じゃなかったし。マジで共同生活がほとんど初めてぐらいの感じだったんで、最初は本当にド緊張だったし、1日目ここに来たときは正直、「何で俺引っ越しちゃったんだろう」と思いました。「失敗したかもなあ、なんで俺勢いに任せてやっちゃったのかな」って。今は何かストレスの要因があっても、「同じ生活圏内にいるんだから仕方がないよね」っていうぐらいのスタンスで、別にもう気にしなくなって。ここに来てから2週間ぐらいで 、「ここの人、みんな自由だから気負わなくていいんだ」って思って。

――西くんは「前原西」で最年少なんだよね。

西:そうです。当時、上は40歳くらいの人もいたし、学部生は俺1人で、あとは院生か社会人だけで。 

川岸:俺、「前原西」の最初の歓迎会のとき行ったけど、(西くんが)全然今と違ったよね。 眼鏡かけてたし、ガチガチに緊張してたし(笑)

西:眼鏡だったね。コロナで本当に誰とも喋んなくなっちゃったから、もう外見も気にしなくなってた(笑)

 

寮に入って、囚われていた足かせから自由に

 

――寮にいて、1人になりたいと思うことはない?  

川岸:個室があるから、なろうと思えばなれるし。「糸」は相部屋もあるけど、基本どの寮も個室があって、個室の中は完全にプライベートで、自分の思うように物も置けるし、色々できる。

西:個室なくても入ってた?完全に相部屋だったら?

川岸:入ってない。机周りにスピーカーとかモニター置いて整えるのが好きだから、そういうのできないならきつい。

 西:僕も個室があるのめっちゃ大きくて、それがないと入ってなかったです。やっぱり元々1人で色々考えたり作業するのが好きなんで、捗るし。周りの音をシャットアウトして本当に集中したいときとか1人になれるので、最低限の心のセーフティーネットというか、そういう環境があるのもいいと思います。あれ、なんかさっきからめっちゃ褒めてるなあ、あかんあかん(笑)

川岸:褒めすぎな感じがする(笑)

――マイナスな部分出てこないね(笑)

西:いや、ある!だって見て、あそこに洗濯機置かれてるのおかしいでしょ?(※リビングの端の不思議な場所に洗濯機が)あれ、大堂さんがどっかの寮のやつを持って来て、「一週間ぐらい置いとくね」って言ったやつが、もうかれこれ4ヶ月ぐらいあるんですよ。もう誰も気にしなくなっちゃって。あと、そこの壁にすごい大きな穴が開いてたりとか、ところどころ設備が行き届いてないところがある(笑) 

川岸:詰めが甘い部分あるね。うちの寮、両開きの扉の片方はオートロックみたいな機械がついてるのにもう片方にはついてなくて、泥棒とか入り放題だったんだけど、僕も大堂さんも半年ぐらい気づかなくて(笑)

一同:ははははは(笑)

――じゃあ、熱風寮に入って何か価値観は変わった?  

西:変わりましたね。ここに住んでいる人たちは本当に自由人が多くて。僕は「人生のキャリアはこういうもんだ」って、生き方に対する固定概念が結構あったんですけど、それが一気になくなりました。それが果たしてよかったのか悪かったのかはわからないですけど(笑)

――固定概念っていうのは、みんなと同じように大学行って、会社入って、そのまま定年までみたいな?

西:ですね。とりあえず大学出たら就職するよね、みたいなのがあったんですけど、ここにはフリーランスやってたり農業をされている方もいますし。この先どうするの?って逆に心配になるぐらいの人もいて(笑)「それでもOKなんだな」って思ったときに、一気に自分にかけてた足かせみたいなものがなくなって。それが一番大きな変革です。 

――めっちゃいい変化が起きてる!

西:やっぱり人との出会いですね。いろんな価値観が変わった理由は、だいたい全部誰かとの会話だったり、そういうのに基づくんで。

川岸:僕はこの起業家シェアハウスが師吉から近いので、ちょくちょく遊びに来てて。寺子屋を始めるときに、起業してるメンバーからスモールステップから始めることをアドバイスしてもらったりしました。頭の中では全国に展開してるイメージとか、大きく夢が膨らむんですけど、いきなりは無理で、まずはビラ配りとか、まずは一人生徒増やすとか、そういうちっちゃいステップからやるものだと。どうしても孤独になりがちな活動を、話を聞いてくれる人がいたからやっていけた、って感じはありますね。  

「変わりたい人」に熱風寮を勧めたい

――じゃあ、熱風寮はどういう人におすすめですか? 

西:孤独に苦しんでいる方なら誰でもいいと思います(笑)

川岸:変わりたい人。人に言われてとか、自分で変わろうと思うだけじゃ僕はちょっと足りなくて、環境でガって変わったから。熱風寮ならどこの寮に住んだとしても、あんまり悪い影響はないんじゃないかな。あと、元からある一軒家だから、ちゃんと近所付き合いとかもしてるような家に住むことになるんですよ。すると、なぜかお魚もらえたり、なぜか野菜がたくさんあったりとか、普通の大学生が絶対しないような近所の人との会話とか、そういうのもできますね。

西:「地域にひらかれた寮」だもんね。

川岸:たとえば僕らが起業して寮を始めようってなって、新築で建てて入居者募集しても、そこを地域に開かれた寮にするのってすごい難しいと思う。でも大堂さんって言えば、糸島の人はたいてい知ってる。教授とかでも知ってる人いるし。すごい地道にやってきて知名度があるから、近所の人も安心するし、実はすごい難しいことをやってるんじゃないかな。   

西:大堂さんの信頼だね。 

川岸:あと、糸島に住むっていうのが、すごい深い部分での糸島への理解につながる。この前、僕のバイト先の先輩が前原商店街に遊びに来たみたいで、インスタに上げてたんですよ。でもなんかすごい距離が遠い気がして。本当に「映えスポット」って感じで見てるけど、たとえば僕らだったら、「ここは大堂さん絡んでて、ここは後原さんというデザイナーさんの会社が作ったところで」とかわかるし。なんかアナザースカイみたいな、もうひとつの故郷というか。

――なるほど。じゃあ、「熱風寮はこんないい制度があるよ!」っていうおすすめポイントは何かある?

川岸:引っ越しを手伝ってくれるのと、原付買うときに補助が出ます。 原付は3万、自転車が1万。 

西:大堂さんが人生相談に乗ってくれます。僕が前に1年間インターン行ってたときに、結構迷ってることがあって、大堂さんに相談したら、けっこう遅い時間だったんですけど、丸太池公園を2人でぐるぐる回りながら付き合ってくれて。そういう相談にも親身に乗ってくれるので、めちゃくちゃ心強いです。 

――大堂さんが「いつでも相談乗るよ」みたいに言ってるの? 

西:言ってないけど、「全然いいよ」って言ってくれるだろうっていう信頼が。何で第一印象で怪しいとか思っちゃったんだろう(笑)

――(笑) これから熱風寮で挑戦したいことはありますか? 

川岸:俺は「寺子屋もろきち」をもっと発展させたいです。 

西:求められた回答とちょっと違うと思うんですけど、僕は社会に出て就職するなり起業するなりして自分にお金が入ってくるようになったら、その何%かは熱風寮に入れたいなと思ってて。

一同:えーー!!すごい。

 西:大堂さんが、熱風寮の理想形は家賃ゼロって言ってて。でも、そのためには強力な金銭的なバックが必要だと思う。その一助にはなりたいなと。それはこういう環境を用意してくれた、大堂さんに対しての義理かなって。 

川岸:卒業生の寄付で現役寮生の家賃をゼロにしたいっていうのは、起業する当時からずっと考えてるサイクルって言ってたね。 

西:あと、これからやりたいことで言うと、もっとOB・OGの層を厚くして、ここに住んでいる現役九大生をみんなで手厚くサポートするみたいな好循環を起こしたくて。今は寮が始まって数年なんでまだないんですけど、それは率先してやりたいなって思ってます。 

熱風寮に対する想いを語る西君

――いいねえ。

川岸:僕は「もろきち」ばっかりですけど、熱風寮の学生とコラボして子どもたちの先生になってもらうことが最近多くて。趣味とか特技とかあったらそれを生かして教えるみたいな。料理好きの寮生が出汁についての食育の授業やってくれたり、コンポスト作るサークルに入ってる寮生が子供と一緒に作ってくれたり。くすぶってる学生がそこで挑戦するきっかけになればいいなって。 

――それ、めっちゃ面白いね!

川岸:僕は将来、師吉に住んだ寮生はバイトしなくていいようにしたい。バイト代わりになるぐらいちゃんと集客して、遠くからオンラインとかでもいいから見守っていたい。糸島が好きだから、卒業したら「どうなってるかな?」って見に来たりしたいなって思います。 

――最後に、入寮を検討して悩んでいる学生に一言!

西:来い!!

――(笑) シンプルに、もう来いと(笑) 

西:絶対いいことあるから。それは保証するし。 

川岸:迷ってたらもうたぶん入るんじゃないかな?(笑) 検討してる時点で、シェアハウスできる素質はあるんじゃないかと思う。

西:人見知りな人(川岸くん)がシェアハウスできるようになったし、共同生活に慣れてない僕ができるようになったし、全然できると思います。迷ったらやった方がいいって、少ない人生経験だけど、最近思うようになりました。

――本当にそうだね。迷っている方がいたら、ぜひ踏み出してみてほしいと思います。今日はありがとうございました!!